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今日は、父の一周忌の法事です。
久しぶりに親戚が集まります。
父は6人兄弟の三男になります。
父は、農家の出身で、小学校卒業後、すぐに旋盤工として
働きに出て、下の弟の学費を仕送りしていたようです。
父は寡黙で口下手だったので、ほとんど会話はありませんでした。
ですから、進学や就職の話は父とは一切ありませんでした。
朝早くから、夜遅くまで働きづくめでした。
唯一の楽しみは休日の庭いじりです。
酒も飲まず、女遊びもせず、博打もせず、くそ真面目でした。
若いころは、そんな父を毒にも薬にもならないと軽蔑していました。
10年前、母が脳内出血で倒れ、半身不随となり、入院生活を余儀なくされた時、
初めて父は一人で生活することになりました。
これまで、炊事、洗濯、掃除を全くやったことがなかったので、どんなにか
大変だったことでしょう。
でも、しっかり順応して生活していたのには脱帽でした。
1年後、中古の二世帯住宅を購入して父と同居することになったのですが
初めて父と向き合うことができ、本当によかったなと思いました。
今は亡き母と自ら父との同居を提案してくれた妻に感謝です。